正しいダイエット方法やってる!?なぜ「食べてないのに痩せない」の?



正しいダイエットに向けて

 

 

最後は「正しいダイエットに向けて」ということになるのですが、禁じ手を先に言っておくと、それは「炭水化物ダイエット」です。正式には低炭水化物ダイエット、または炭水化物抜きダイエットです。

 

 

似たようなダイエット方法として、低インシュリンダイエットという食事方法もあります。これはGI値が60以下の食材を摂取するというもので、低炭水化物ダイエットとは、似て非なる方法です。

 

 

炭水化物ダイエットのメリットは、糖質(糖分)が脂肪に変わりやすいからそれをカットするということです。理論的には炭水化物を制限すれば痩せるでしょう。適度に糖質を制限することは、ダイエットの方法としてもいいと思いますが、極端な炭水化物カットは筋肉を減少させるので、基礎代謝が低下し、リバウンドも起きやすくなります。

 

 

脳は飢餓状態と認識し、脂肪を溜め込みやすい体質になり、体重は減らなくなっていきます。結局はダイエットする前よりも太ってしまう事態が待ち受けているのです。

 

 

このように短期でダイエットすることばかりに目が行くと、リバウンド以外にも、拒食症や過食症という摂食障害にはまってしまう危険性もあります。極端な炭水化物カット絶対にやめましょう。

 

 

栄養バランスを確保するというのは正しいダイエット方法において欠かせません。糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、水をバランスよく摂取することです。こうした基本原理から考えると、朝だけヨーグルトとか、朝だけフルーツダイエットなどのように、一品限定で食べるダイエット方法はお勧めできないというコトになります。

 

 

一時期だけプチ断食を行なって腸内掃除、毒素を排出するという人もいますが、一時期であっても偏った栄養は体を壊します。栄養バランスの取れた食事を摂取することが健康の元です。そして極端な食事制限をしないことです。

 

 

ダイエットというと、とかく食事量を制限しがちです。特に低カロリーの置き換え食品は、栄養バランスは取れず、正しいダイエット方法ではありません。基礎代謝を下回る摂取カロリーになれば筋肉を分解してエネルギーにしようとしますから、体重は減少しても、結局は太りやすく痩せにくい体になってしまいます。

 

 

それよりも運動を習慣にしましょう。正しいダイエット方法で運動というのは絶対に欠かせません。極端な食事制限をしていては、筋トレなどのエクササイズをしても筋肉を作るたんぱく質が不足しているので台無しです。筋肉を鍛える場合は、特に糖質とたんぱく質をしっかり摂取しなければなりません。

 

 

運動したら、糖質とタンパク質を同時に補う。これも正しいダイエットの方法です。基礎代謝量は、全消費量の約7割を占めていますから、ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動で遅筋繊維を鍛え、筋トレで速筋繊維を鍛えることができれば、これこそが正しいダイエット方法のポイントとなるでしょう。