正しいダイエット方法やってる!?なぜ「食べてないのに痩せない」の?



腸内フローラを整える

 

 

ポイントはビフィズス菌です。人間の腸内には、数百種類の細菌がすんでいるとされています。その中には身体に良い影響を与える善玉菌と、腐敗産物などを作る悪玉菌、そして今だに生理機能が解明されていない菌が混ざり合って存在しています。

 

 

ストレス、加齢、不規則な生活や脂肪分の多い食生活などが原因でバランスが崩れると、いろいろな疾病にも関係します。腸内細菌をバランスよく保つことが健康維持のポイントとも考えられています。

 

 

さて、ここでビフィズス菌です。出生1週間後の赤ちゃんの腸内の大半はビフィズス菌に占められています。しかし、離乳が始まる時期から減少し、成年期には安定、老年期に再び減少していきます。

 

 

善玉菌であるビフィズス菌が減少すると、悪玉菌は増加し、アンモニアなどの腐敗産物も増えます。ビフィズス菌は、人間の腸内に最も多く存在する有用な菌です。

 

 

次のキーワードは「腸内フローラ」です。これは腸内細菌という花を咲かせるお花畑という意味です。腸内の花畑のように腸内細菌がぎゅうぎゅうに敷き詰められているわけですが、この中でビフィズス菌がどんな比率で存在しているかが大きなポイントです。

 

 

ビフィズス菌は大腸で乳酸と酢酸を産生しますが、痩せるというのではなく、太りにくい体質になるという特性を持っています。大食い番組で有名な「ギャル曽根さん」の腸内フローラは何とビフィズス菌が50%も占めているそうです。大変な大食いでもギャル曽根さんは太っていません。

 

 

ダイエットとビフィズス菌の関係ですが、言ってみれば余分なものを吸収しない特性ということです。高脂肪食によって破損した腸管部分は、ビフィズス菌が修復するということで、余分な栄養、腸内細菌、腐敗物質をあまり吸収しないようにするそうです。ビフィズス菌は葉酸などのビタミンB群も作ります。ビフィズス菌の食品はお勧めです。