正しいダイエット方法やってる!?なぜ「食べてないのに痩せない」の?



ストレス対策

 

 

まずはストレス太りの対策です。「食べないのに痩せない!」と悩んでいる人は多いかと思います。いろいろな原因でストレスが溜まり、食欲が減退しているようなケースでは、それにも関わらず太ってしまうということです。

 

 

ストレスで痩せるイメージもあるのですが、ストレスで太ってしまうことは確認されている事実です。もちろん、ストレスからドカ食い!ということではありません。そのメカニズムは、ストレスによって脳の機能が低下し、食欲を抑制できなくなり、いくら食べても甘いものなどが止められないというものです。

 

 

「私は食べていない」と思っても、実はやはり食べているのです。強いストレスを感じると、脳は食事を摂ることを指示する摂食中枢と、食べるのを止める満腹中枢のバランスが崩れます。それでいくら食べても満腹感が無いのです。

 

 

また、普段から強いストレスを感じている人の大多数が慢性的な運動不足になっています。適度な運動はストレス解消に効果があるのに、それを怠っているわけです。運動不足は基礎代謝量の低下に直結しています。何しろカロリーの約40%は筋肉で消費しているのです。ストレスで休日をだらだら過ごしていると運動量が更に低下、筋肉量の維持もできなくなってしまいます。ある程度食べる量が減っても、消費カロリーの減少が大きく、やはり太ってしまうことになります。

 

 

脳の原因もあります。ストレスで一時的に食欲が減退すると、体にとって危機的状態だと脳は感じます。特に脳にとってブドウ糖は重要な栄養分なので、不足状態は許されないのです。脳は筋肉を分解してアミノ酸に変換し、ブドウ糖をつくります。しかし作られた糖を全部使うわけではありません。その結果、余分は再び蓄えられます。

 

 

ストレスがある状態だと、筋肉に糖を蓄える機能は低下し、なんと脂肪として蓄えられてしまうのです。まさに「食べてないのに太る」ということがこうして起こります。ダイエットしていること自体がストレスになることもあります。ストレス対策はまさにダイエット方法ということです。